飛田哲也の雀キチ時事放談 カリスマ(?)コラムニスト飛田哲也が、古今東西、麻雀と関わりのない時事ネタを無理やりこじつけてコラムにしてみました!
先日、レストランガイドの世界的権威といえる「ミシュランレストランガイド」の東京版が発売された。定価2310円(税込)とのことだが、これがかなり売れているようだ。出版社社員であるオイラからすれば、あの先生やあの大家の初版が1万部いかないこの時代に、まったくもって羨ましい話である。
さて、ミシュランガイドで最も注目されるのが☆の数。その星の意味するところを、ミシュランタイヤのホームページより抜粋してみた。
☆☆☆ … そのために旅行する価値がある卓越した料理
☆☆ … 遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
☆ … そのカテゴリーで特に美味しい料理
もともとは、ミシュランタイヤの宣伝の一環として企画されたガイドだけに、ドライバーを意識した評価の仕方だといえよう。現在は時代もかわり、その性格は旅行者向けになっている。☆☆☆レストランの評価というものは素晴らしいものがあると思う。どんだけ〜うまい料理を出すのか、考えるだけでもワクワクする。☆レストランにしても、「そのカテゴリーで特に美味しい料理」ということだから、一つでも☆がついているレストランというのは、本当にウマイものを提供しているということが伺える。
前置きが長くなったが、では麻雀における☆☆☆とは、一体いかなる雀士といえるか?
「卓越」だけに、☆☆☆級の強さを発揮する雀士ということか。確かに、桜井章一と一回は打ってみたいと思うが、そんな簡単に打てるわけがない。じゃあ、友人にそんなバケモノみたいなやつがいたら打ちたいかと思うか?
考えてもみてくれ。当たり牌をリーチのたびに当てられたり、「今張っただろう?」とかイチイチ言われたら、ストレスが溜まって気分が悪いに決まっている。そんな雀士には、最悪の★★★評価をするだろう。
じゃあ、対戦するたびに勝てる雀士(相手)だったらどうだろうか?
必ず勝てるから面白い、終わったあと気持ちよく帰宅できる、嫁に怒られない(褒められる)、給料日前に助かる…などいいこと尽くめだ。おまけに、「麻雀が死ぬほど好き」な雀士ならば、ヨダレが出てきそうにオイシイ物件だ。
結論。☆☆☆雀士とは「そのために旅行する価値がある卓越したカモ」であると決定づけられる。
私事だが、先日、京都に住む大学時代の先輩が上京してきた。麻雀だけではなく、パチスロも愛する、根っからのギャンブラー。しかし、あだ名が放送禁止用語でギャンブルが強いか弱いか分からないただの変態かと思いきや、これが手ごわい相手なのだ。オイラは何度も対戦したが勝った記憶がない。その放送禁止用語先輩(以後、放禁先輩)が往復3万円かけて上京してきた理由は、大学の同期の結婚式。ご祝儀などを考えれば大変な出費である。
さて放禁先輩のたってのご指名を受けての新宿での一戦。オイラの結果は東風戦14回で−350の大惨敗を喫してしまった。一方の放禁先輩は大勝し、しっかり交通費を稼がれてらっしゃった……。
オイラは、ミシュランにも載っていない隠れた☆☆☆雀士か……。ボーナス直前、ネギを背負ったオイラを目指して、全国に散らばる友人が上京してこないか、ちょっと心配な今日この頃である。



