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第1回 「麻雀の発祥」

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皆さんの多くが、漠然と麻雀の歴史=中国の歴史と同じように「もの凄く古いものである」というイメージをお持ちなのではないでしょうか。「ノーマーク爆牌党」の中でも当大介が「中国四千年、幻の役満!」と四槓子を形容しているように、麻雀は何千年も前から中国で嗜まれてきた遊びである、という認識が一般的です。

しかし、驚かないでください。麻雀が生まれたのは、実はほんの150年前のことなんです。

そう、ドミノやチェス、トランプといった遊びよりも、遥かに歴史が浅いゲームなのです。まあ、正確に言うと、麻雀が現在遊ばれているようなスタイルになったのが、約150年前、つまり19世紀の後半になります。

この近代麻雀の発明者と言われているのが、中国(当時は清朝)の役人、陳魚門です。陳魚門は、「科挙」と呼ばれる中国の国家試験(歴史で習いましたよね?)を突破した超エリート。彼は寧波(ニンポー)と呼ばれる中国東部の港町で働いており、麻雀のルールを確立し、仲間内で楽しんでいたと言われています。彼の影響で、当時の寧波で麻雀が秘かなブームになりました。

そして、寧波で流行の兆しを見せていた近代麻雀が、中国各地に大々的に広がった背景には、奇しくも当時の中国を震撼させていた「太平天国の乱」という戦乱が大きく影響しています。寧波からほど近い南京を本拠地としていた影響で、太平軍の内部でも、戦いを終えた漢の息抜きとして麻雀が流行していました。そして、太平軍は、乱の始まりから15年で、中国の約半分を制圧するに至りますが、その過程で、中国の各地に麻雀を広めたと言われています。

同時に、陳魚門は寧波に駐留していた外国人領事館員にも仕事上の付き合いを通じて麻雀を教え込んでいきました。こうして、麻雀は徐々に海外へも広がることとなるのです。

麻雀発祥の地である寧波には、2001年に「麻雀記念館」なるものが建てられています。興味のある人は是非。

ちなみに、近代麻雀の原型となっているのが、「マーチャオ」と呼ばれる紙の札を使ったゲームです。マーチャオは1,000年以上も前に中国で生まれたとされていますが、明確な記録が残っておらず、ルールも様々であったようです。

最近は偽物遊園地や餃子事件で良いイメージの無い中国ですが、私達がいま麻雀を楽しめるのも、中国の皆さんあってのことですから感謝!

さて、18世紀後半に中国で生まれた麻雀ですが、日本で本格的に広がるのは、1920年頃となります。このお話については、また次回詳しくご説明させていただきます。

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